115年を超える他に珍しい名工大の歴史。
明治時代から日本のものづくり文化を引導してきた、
その伝統は教員と学生とが切磋琢磨して今も培っている。
プロダクトから都市にまでいたる建築を専門の中心とした充実した教員のラインナップ。
人間が行動したり活用したりすることに関わる分野だからかな、
教員と学生との関係がとても深くて卒業後もいつも連絡をとりあっている。
教授/准教授/助教
近藤哲雄 特任准教授
建築設計
デザイン
1号館406号室
今枝良輔 特任助教
建築意匠
建築設計
24号館104号室
夏季と冬季に着任
夏季と冬季に着任
人が生活したり使用したりする建築は、
まさに人類の誕生以来の人の営みを継承していて、
これまでの過去も大切にし、これからの未来をクリエイトしていく。
カリキュラム
名古屋工業大学建築・デザイン分野では、学部入学後の一年次から基礎的な講義や演習を重ね、二年次から三年次はより建築学の専門性の高い講義や演習を開講しています。また、卒業研究着手生として研究室配属となる四年次では、建築意匠、建築設計、建築構造、建築環境、建築材料、デザインなど、三年次までよりもさらに専門性を高めた卒業論文と卒業設計の両方を進めていきます。大学院でも、入学から修了まで、より専門性の高い講義や演習を開講しておりまして、海外からの留学生のために、日本語と英語を併用する講義や演習も開講しています。
2020年4月入学者からは、時代性や国際性を反映した『建築』を教育と研究のスタンダードとすべく、これまで学部二年次から建築系とデザイン系に分属してきたカリキュラムから、プロダクトやインテリアといった小さなスケールのデザインからランドスケープやまちづくりや都市といった大きなスケールのデザインまでをカバーして、これまでの建築に広がりと深みをもたせた、より実社会の観点からも魅力ある教育となる学部四年間を通じた『建築』のカリキュラムとなります。
学部の四年間、大学院の二年間と三年間での科目のバリエーション。
教員一人ひとりが従前より継続している大学や研究室での研究が、
学部と大学院のみんなへの講義や演習にもとても大きく活きている。
入学前に憧れだった留学を実現する学部生や大学院生。
アジアからも欧米からも名工大の建築・デザインへ留学していて、
ランチに一緒にでかけて英語と日本語をお互いに教えあったりしてる。
造形や物理やスケッチや語学など、なにかに卓越した学生たち。
入学してすぐに同級生と先輩と顔をあわせたときから、
お互いに建築に関わる学問を切磋琢磨していけるよき関係なのです。
卒業後の進路
学部を卒業後の進学や就職、また、大学院を修了後の就職に向けて、分野の教職員と110年以上にわたり本分野を卒業もしくは修了した7000名を超える卒業生が一致団結して、現役学生の就職をサポートしています。また、年に何回も、本分野の卒業生が来学しての、現役学生と卒業生との交流会も開催しています。こうした体制もあり、就職に強いという伝統が続いています。
全国的にも名工大は就職にとても強いと評価をいただいています。
就職活動の時期になっていっぱい資料をもって集まる卒業生も多くて、
卒業生が顔をだしたときの教員のうれしそうな表情がとても印象的なんだ。
名古屋工業大学建築科115年の歴史
名古屋工業高等学校建築科(現:名古屋工業大学工学部社会工学科建築・デザイン分野)は、東京帝国大学造家学科(現:東京大学建築学科)に次ぐ我が国二番目の官立の建築学の高等教育機関として、1905年(明治38年)9月に創立されて以来、115年以上の歴史を築いてきました。この間の教育体制は、その折々の社会背景を反映しつつ幾多の変容を遂げて今日に至っています。本学で教育を受けた卒業生の多数が、産官学の幅広い分野において、近代日本の建築文化や建築学の発展に大きく貢献しています。ここでは、創立当初からの歴代の人物の履歴を中心に触れながら、「115年の歩み」の一端を辿ってまいります。