名古屋工業大学



1905年(明治38年)創立の名古屋高等工業学校(1944年に名古屋工業専門学校に改称)と、 1943年(昭和18年)創立の愛知県立高等工業学校(1944年に愛知県立工業専門学校に改称)を前身として、1949年(昭和24年)に、国立名古屋工業大学が設置されました。1959年(昭和34年)には工学部第二部、1964年(昭和39年)には大学院工学研究科がそれぞれ設置され、2004年(平成16年)より国立大学法人名古屋工業大学となりました。

 
 

115年を超える他に珍しい名工大の歴史。
明治時代から日本のものづくり文化を引導してきた、
その伝統は教員と学生とが切磋琢磨して今も培っている。

建築・デザイン分野



建築・デザイン分野では、『建築学』を母体に、建築・都市から生活用品まで、建築を中心としたすべての「もの」を機能的で美しく創造するために必要な発想法や技術を見いだします。人類の誕生以来、人間は、道具の製作、図像による情報伝達、住居の形成など、人間自らが創造してきたものによって支えられています。こうした世の中の普遍の行為といっても過言でない創造活動に取り組み、今後も大きな発展が期待される分野です。

 
 

プロダクトから都市にまでいたる建築を専門の中心とした充実した教員のラインナップ。
人間が行動したり活用したりすることに関わる分野だからかな、
教員と学生との関係がとても深くて卒業後もいつも連絡をとりあっている。

教授/准教授/助教

石松丈佳 教授

デザイン
基礎造形
4号館331号室

井戸田秀樹 教授

鉄骨構造
木質構造
24号館302号室

兼田敏之 教授

都市計画
社会工学
16号館424号室

加茂紀和子 教授

建築設計
建築意匠
1号館306号室
 

河辺伸二 教授

建築材料
リサイクル管理
11号館408号室

北川啓介 教授

建築設計
建築計画
24号館106号室 

楠原文雄 教授

建築構造
鉄筋コンクリート構造
16号館423号室

佐藤篤司 教授

建築構造
鉄骨構造
24号館305号室

伊藤孝紀 准教授

インテリアデザイン
環境演出
4号館332号室

伊藤洋介 准教授

建築材料
知的財産活動
11号館407号室
 

梅村恒 准教授

建築構造
構造解析
16号館124号室

小松義典 准教授

建築環境
建築設備
1号館305A号室

近藤哲雄 特任准教授

建築設計
デザイン
1号館406号室

寺田勝三 准教授

グラフィックデザイン
視覚伝達デザイン
4号館422号室

夏目欣昇 准教授

建築計画
都市計画
24号館308号室

濱田晋一 准教授

建築歴史
建築意匠
24号館422号室

今枝良輔 特任助教

建築意匠
建築設計
24号館104号室
夏季と冬季に着任

CHEN Ye 助教 

建築構法
建築意匠
1号館312A号室

人が生活したり使用したりする建築は、
まさに人類の誕生以来の人の営みを継承していて、
これまでの過去も大切にし、これからの未来をクリエイトしていく。

カリキュラム



 名古屋工業大学建築・デザイン分野では、学部入学後の一年次から基礎的な講義や演習を重ね、二年次から三年次はより建築学の専門性の高い講義や演習を開講しています。また、卒業研究着手生として研究室配属となる四年次では、建築意匠、建築設計、建築構造、建築環境、建築材料、デザインなど、三年次までよりもさらに専門性を高めた卒業論文と卒業設計の両方を進めていきます。大学院でも、入学から修了まで、より専門性の高い講義や演習を開講しておりまして、海外からの留学生のために、日本語と英語を併用する講義や演習も開講しています。
 2020年4月入学者からは、時代性や国際性を反映した『建築』を教育と研究のスタンダードとすべく、これまで学部二年次から建築系とデザイン系に分属してきたカリキュラムから、プロダクトやインテリアといった小さなスケールのデザインからランドスケープやまちづくりや都市といった大きなスケールのデザインまでをカバーして、これまでの建築に広がりと深みをもたせた、より実社会の観点からも魅力ある教育となる学部四年間を通じた『建築』のカリキュラムとなります。

 

学部の四年間、大学院の二年間と三年間での科目のバリエーション。
教員一人ひとりが従前より継続している大学や研究室での研究が、
学部と大学院のみんなへの講義や演習にもとても大きく活きている。

国際交流



名古屋工業大学では、アジア、オセアニア、ヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカ、アフリカのそれぞれの国や地域の大学や研究所と、国際交流協定を結び、教員と学生の往来、教育と研究の協働などを行っています。建築・デザイン分野でも、毎年、世界中の様々な国からの留学生が来日し、同時に、世界中の様々な国へ学生が留学しています。

 
 

入学前に憧れだった留学を実現する学部生や大学院生。
アジアからも欧米からも名工大の建築・デザインへ留学していて、
ランチに一緒にでかけて英語と日本語をお互いに教えあったりしてる。

入学試験



入学前の素養を多面的に評価するために、学部入試では、国公立大学の前期入試と後期入試を課す一般入試、高校在学中の実績や素養をスクーリングを通して評価するAO入試、また、創造工学教育課程の推薦入試、さらに、編転入入試などを導入しています。大学院入試では、推薦入試、一般入試、特別留学生入試、私費外国人留学生入試などを導入しています。

 
 

造形や物理やスケッチや語学など、なにかに卓越した学生たち。
入学してすぐに同級生と先輩と顔をあわせたときから、
お互いに建築に関わる学問を切磋琢磨していけるよき関係なのです。

卒業後の進路



 
学部を卒業後の進学や就職、また、大学院を修了後の就職に向けて、分野の教職員と110年以上にわたり本分野を卒業もしくは修了した7000名を超える卒業生が一致団結して、現役学生の就職をサポートしています。また、年に何回も、本分野の卒業生が来学しての、現役学生と卒業生との交流会も開催しています。こうした体制もあり、就職に強いという伝統が続いています。
 
 
 

全国的にも名工大は就職にとても強いと評価をいただいています。
就職活動の時期になっていっぱい資料をもって集まる卒業生も多くて、
卒業生が顔をだしたときの教員のうれしそうな表情がとても印象的なんだ。

名古屋工業大学建築科115年の歴史



名古屋工業高等学校建築科(現:名古屋工業大学工学部社会工学科建築・デザイン分野)は、東京帝国大学造家学科(現:東京大学建築学科)に次ぐ我が国二番目の官立の建築学の高等教育機関として、1905年(明治38年)9月に創立されて以来、115年以上の歴史を築いてきました。この間の教育体制は、その折々の社会背景を反映しつつ幾多の変容を遂げて今日に至っています。本学で教育を受けた卒業生の多数が、産官学の幅広い分野において、近代日本の建築文化や建築学の発展に大きく貢献しています。ここでは、創立当初からの歴代の人物の履歴を中心に触れながら、「115年の歩み」の一端を辿ってまいります。

 
 

110年も前の明治時代って想像つかないですよね。
どんな格好してどんな道具を使って建築図面を描いていたのかな、
と思ってたら学内の校友会館に当時の写真がいっぱい展示してあった。

光鯱会



光鯱会(こうこかい)とは、1907年(明治40年)4月に発会した名古屋高等工業学校建築科の同学会です。現在、7000名を超える会員を擁し、関東・中部・関西の三支部があり、卒業生は光鯱会を通じて相互の連絡と親睦を深めながら、建築界の各分野においてめざましい活躍を遂げています。光鯱会の事業としては、見学会・親睦会・会員名簿発行等のほか、母校学部卒業生の卒業設計のうち優秀な作品に対して光鯱会賞を贈り、学科内の光鯱会文庫に学生用図書の寄贈および名工大建築フォーラムの支援を行っています。

 
 

企業にも行政にも多くを輩出してきた名工大の建築・デザイン。
毎年、建築・デザインの同窓会が開催されるとき、
90歳近い大先輩も出席されて60歳前後の後輩が慌てることもあるんだ。

お問合せ



いつでもどんなことでもお気軽にお問合せください。
 

建築・デザインの先生方はいつもお気軽にって話す。
学内で研究室を訪ねてもいいし学外からメールを送ってみてもいいし、
こうしたときに本当に先生と学生との距離が近い環境だなと実感する。

いつでもお気軽にお越しください!

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